山梨大など、燃料電池寿命4倍の触媒開発

山梨大学などの研究グループが14日、燃料電池の耐久性を4倍以上に高める触媒を世界で初めて開発したと発表。燃料電池は水素と酸素の電気化学反応を利用した環境にやさしい技術。発電過程で過酸化水素が発生し発電量の低下が進むことが課題だった。同グループは、白金とコバルトの合金を開発して電極触媒にしたところ、過酸化水素の発生する速度が従来の半分以下になり、電池の寿命を4倍以上にのばすことに成功。高価な希少金属の使用も減らせ、コスト削減にもつながる。

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