県、医療体制ひっ迫で「臨時特別協力要請」

長崎幸太郎知事が11日、臨時記者会見を開き、医療提供体制のひっ迫が懸念されるとして、「医療提供体制を堅持するための臨時特別協力要請」を発表。

高齢者や基礎疾患のある人に対しては、経口抗ウイルス薬「パキロビッドパック」の早期投与で入院リスクを下げる効果があるため、少しでも症状がある場合は早めに医療機関を受診することを要請。

また、高齢者施設や障害者施設に対しては、施設内で点滴や抗ウイルス薬の投与などの医療行為ができる体制を早期に整備するか、困難な場合は保健所に相談して地域の医療機関による療養支援の受け入れ体制を整えることを要請。

県民に対しては、救急医療を守るため、できる限り平日・日中の受診に努めることや、夜間・休日に救急車や救急外来を利用すべきか迷う場合は、119番通報の前に「かかりつけ医」や「受診・相談センター」(県:055-223-8896、甲府市:055-237-8952)に相談することを求める。

要請期間は1月末まで。

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