富士山吉田ルート、7月1日の開山は登頂可

山梨県が26日、富士山登下山道(吉田ルート)の冬季閉鎖を7月1日に解除すると発表。登山道、下山道ともに山頂までの通行が可能と判断し、7月1日の山開きが決まる。ただし、7月1~9日の下山道は、静岡県側が開通していないため、「山頂~元祖室手前分岐(8合目の山小屋)」の間は、吉田ルート登山道を下山道として供用する。開山期間は7月1日~9月10日までの72日間。

今夏から、5合目に入山規制のための仮設ゲートが設置され、午後4時~翌日午前3時の間は、山小屋宿泊予約者以外は通行できなくなる。1日当たりの登山者は4000人を上限とし、超えた場合は入山規制される。さらに、ゲートを通過するには通行料2000円の徴収が義務化されたため、支払いが必要になる。これまで任意で徴収していた原則1000円の保全協力金(入山料)も別途、任意で徴収する。

静岡県側の富士宮、須走、御殿場ルートの開山予定は7月10日~。

シェアする