吉田&鳴沢の野生キノコ セシウム基準超え

山梨県が1日、県産特用林産物の放射性物質検査結果(令和6年度第9回)を発表。出荷制限区域(富士吉田市、鳴沢村、富士河口湖町)の野生きのこ12検体を検査。2検体が一般食品の放射性セシウム基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る。富士吉田市のショウゲンジで放射性セシウムを120ベクレル、鳴沢村のショウゲンジで放射性セシウムを143ベクレル検出。基準超えは今シーズン初めて。

2011年3月の東京電力福島第1原発事故の影響で、3市町村の野生きのこは2012年秋から出荷制限が続いている。基準値を下回ることが確認できるまで国の出荷制限が解除されないことから、県は引き続き3市町村内での野生きのこの採取や出荷、摂取の自粛を呼びかける。

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