山梨県が9日、介護報酬を不正請求し受給したり、運営基準に違反していたなどとして、訪問介護の「ケアステーションすずらん」(昭和町西条)を運営する「弘生会」(甲府市国母3丁目)について、介護保険法に基づき、指定訪問介護事業所の指定を取り消すと発表。
2023年11月~2024年7月に、2人の訪問介護員による訪問(身体)介護費について、算定要件を満たさない介護報酬を不正に請求し受領した。また、2023年9月~2024年4月に、利用者が医療機関で透析を受けて不在だったにも関わらず、透析治療と重なる時間帯に訪問(身体)介護を行ったとして報酬を不正に請求し受領した。
このほか、訪問介護の利用に必要な契約書の未作成、無資格者による訪問介護計画の作成、利用者へのサービス提供記録の未作成、サービス内容の説明や同意の未実施、同意書への署名の偽造など、運営基準違反が計7件が確認される。
更に、県の監査に対し虚偽の答弁をしていた。