百日咳 患者が増加中、過去最多の恐れも

山梨県が22日、県内の百日咳感染者数が増加していると発表。2025年第20週(5月12~18日)の患者報告数は8人で、年累計64人に。第15週(4月7~13日)以降、感染者の増加が顕著となり現在も高止まりの状況。現在の状況が続くと過去最多を超える恐れも。感染者のうち約55パーセントが15歳未満。乳児の感染も確認されている。

百日咳は、発作性けいれん性の咳が特徴。乳児(特に新生児や乳児期早期)では重症化しやすく、肺炎、脳症を合併し、まれに死に至ることもある。

基本的な感染対策としては、咳が出るときはマスクをつける。また、生後2カ月(定期接種の対象月齢)になったら遅れずにワクチンを接種すること。

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