山梨県が29日、甲府市と富士・東部保健所管内で頬や体に発疹ができ赤くなる「伝染性紅斑」(リンゴ病)の流行が警報レベルに入ったと発表。2025年第22週(5月19~25日)の定点医療機関あたりの患者数が富士・東部保健所で3.25人、甲府市で2.25人となり、基準である2.00人を超える。
県内での警報レベル入りは、第5週(1月27日~2月2日)の甲府市以来。県全体では1.38人、患者数は29人。
伝染性紅斑は、妊婦さんがかかるとお腹の赤ちゃんにも感染してしまい、流産につながることも。ワクチンがないため、日々の感染対策で感染を防ぐしかない。風邪症状がある人との接触をできるだけ避け、手洗いやマスクの着用などの基本的な感染対策が感染の予防に効果的。