ほたるの飛びかう、信玄ゆかりの湯を訪ねる!
川中島の合戦で刀傷を負った「武田信玄」が訪れたと伝えられる「下部温泉」、日蓮聖人が開山した日蓮宗総本山「身延山久遠寺」など、自然と歴史の魅力があります。
下部温泉郷(しもべおんせんきょう)は永禄4年(1561年)に、4度目を数えた川中島の合戦で上杉謙信勢の奇襲を受け、肩に刀傷を負った武田信玄が傷をいやすために訪れたと言われている温泉です。「あまりにも傷の回復が早かったため、上杉謙信も驚いた」という、すぐれた薬効のを物語る逸話も残されています。山梨県内には「信玄の隠し湯」と称される温泉が多数ありますが、信玄肉筆の温泉免許状が残っているのは、この下部温泉のみです。日帰り入浴できる施設も多数あり、温泉療法医が推薦する「名湯百選」にも選ばれています。 |
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甲斐大金村・湯之奥金山博物館(かいおうごんむらゆのおくきんざんはくぶつかん)は、甲州金山の歴史を紹介する博物館です。戦国時代最強の強さを誇った武田信玄を支えていたのが「甲州金」と言われています。多数ある甲州金山の中でも「湯之奥金山」は産出量が多かったことで「信玄の隠し金山」として言われてきました。「湯之奥金山」は、中山・内山・茅小屋の3金山からなり、その名の通り下部温泉の奥に位置しています。館内には、湯之奥金山の歴史を紹介する映像シアター、ジオラマ模型、資料展示室などがあります。また、人気の砂金採り体験もでき、大人から子供まで楽しめます。 |
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身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)は、鎌倉時代に佐渡流罪を逃れた「日蓮」が身延山に草庵を構えたのが起源と言われています。今では「日蓮宗総本山」として全国よりたくさんの参拝者が訪れています。山門は「関東の三大門」に数えられるほど立派な門で、山門をくぐると杉並木があり、更に約300段くらいの急な石階段が迎えてくれます。石階段を上ると本堂・草庵跡・御廟などを見学できます。本堂に入ると天上には墨と金箔で描かれた大きな龍の絵が描かれています。この絵は日本画壇の重鎮「加山又造」によるもので「黒龍」と言われています。また、地下には宝物館が備えられています。境内にある樹齢300年を超える2本の「しだれ桜」も有名で、満開の時期にはたくさんの花見客でにぎわいます。 | ||||
富士川クラフトパーク(ふじかわ)は、富士川地域の地場産業を紹介して、地域振興と活性化を促進する拠点として整備された「都市公園」です。約1100年を超えるながい伝統をもった「和紙」、独特の手加工により昔から高い評価を受けてきた「雨畑硯(すずり)」、約400年前の武田流軍用煙火として発展した「市川花火」をはじめ、印材、ニット、木工品などがあります。園内のメイン施設は「富士川ふるさと工芸館」で、陶芸、ガラス、和紙、木工、印刻などの体験(有料)ができます。また、遊具などの設備も充実しているので一日楽しく遊べます。 |
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