はじめてのやまなし/山梨観光ガイド

八ヶ岳高原は夏の避暑地、高原リゾートエリア。
八ヶ岳の山麓にある八ヶ岳高原から見る富士山、八ヶ岳、南アルプスの眺望はすばらしく、美しい自然や美術館、レストランなど魅力的なスポットがたくさんあります。



清泉寮（せいせんりょう）は、昭和13年（1938年）、米国人宣教師ポール・ラッシュが、日本聖従アンデレ同胞会の指導者訓練キャンプ地（青少年の研修場）として建てられた寮で、清里の開拓の原点となった建物です。今では清里のシンボルとなっており、ポール・ラッシュ博士は、「清里開拓の父」と呼ばれています。この寮は、現在では一般客も宿泊できる施設になっており、高原のすがすがしい風や自然が満喫できます。ジャージー牛のミルクで作った「ソフトクリーム」は、清里に訪れたらぜひ食べたいおすすめの逸品です。

	萌木の村（もえぎのむら）は、約20軒ほどの個性的な店が集まる村で、ポール・ラッシュ博士の開拓精神が息づく、清里では有名なスポットです。オルゴール博物館、地ビールとカレーのレストラン、手作りケーキの店、クッキーとジャムの店、ドライフラワーの店、焼物・食器の店、クラフトショップ、雑貨屋さん、ホテルなどがあります。

花パークフィオーレ小淵沢（こぶちさわ）は、中央自動車道沿いの広々した約16ヘクタールの敷地内に、約500種50万株の花と緑が四季を飾る花のテーマパークです。帯状フラワーガーデン、花のコリドール、ハーブガーデンなど、見どころがたくさんあります。また、園内には「昆虫美術館」もあり、子ども連れでも楽しめます。		尾白川渓谷（おじらがわけいこく）は、南アルプスの甲斐駒ケ岳（標高2967m）に位置する美しい渓谷です。流れる清らかな水は「日本名水百選」のひとつにも選ばれており、白州のシンボルになっています。渓谷にはスリルある吊り橋や滝、淵などが多数あり、最大の滝「神蛇滝」が見える竜神平までは約２時間かかります。素晴らしい景観を見ながら変化にとんだ渓谷ハイキングが楽しめます。また、名水は「ウイスキーの仕込み水」などにも利用されていています。

サントリーが良質の水を長年にわたり全国を探し求め、ついに見つけたのが甲斐駒ケ岳の山麓にある白州（はくしゅう）の水だそうせす。この貴重な水源を守るため、手付かずのまま保存されている森の中に「サントリー天然水白州工場」と「サントリー白州蒸留所」があります。工場内ではウイスキーができるまでの製造工程の見学コースや資料館、試飲や商品の購入などができます。

三分一湧水（さんぶいちゆうすい）の名前の由来は、戦国時代に、領民を大切にした「武田信玄」が「農耕用水として下流にある３つの村に３等分したところから・・」と伝えられています。湧き水の水量は豊富で、１年中を通して冷たい水は、「日本名水百選」にも選ばれています。	長坂オオムラサキセンターのある長坂町は、全国一の国蝶オオムラサキの生息地です。広さ1400平方メートルのネット張りの施設の中に、自然の生息状態のままオオムラサキやカブトムシ、クワガタなどが飼育されています。８月上旬ころには、クヌギやコナラの樹液を吸いにくるオオムラサキが観察できます。施設内には、オオムラサキの模型やビデオなどを見ることができます。


「山梨県フラワーセンター・ハイジの村」のある明野町(あけの）は年間の日照時間が全国で最も長いところです。その明野町の高台にある花の公園で、約10ヘクタールの敷地に花木や花が植えられています。ヨーロッパの農村を思わせるパノラマ花壇、バラの回廊、富士山花壇など、楽しめます。敷地内には、展望台やレストラン、体験できるフラワー工房などもあり、一日たっぷり遊べます。季節によって花の種類が変わるので、花好きな方にはたまらないスポットです。また、近くには温泉や農作物の直売所などもあり、新鮮な野菜なども購入できます。