県博で印章展が開幕 国宝「金印」初公開!

笛吹市御坂・山梨県立博物館で11日、企画展「印章-刻まれてきた歴史と文化」が開幕。

山梨では、武田氏の時代に「印判状」による支配のしくみが整えられ、江戸時代には山梨出身の篆刻家(てんこくか)、高芙蓉(こう・ふよう)が印章制度を確立して「印聖」と呼ばれる。また、江戸時代末ごろに「水晶印」から始まった山梨の印章産業は、現在生産量全国一位を誇る、本県を代表する地場産業のひとつ。

本展では、国宝の「金印」漢委奴國王(かんのわのなのこくおう)を山梨初公開(11~21日の期間限定展示。23日以降は複製を展示)。また、古代の公印「山辺郡印」、武田氏時代(武田信虎、武田信玄、武田勝頼)の印判状、円山応挙筆・高芙蓉賛の「仙山観花図(せんざんかんかず)(11日~4月10日の期間限定展示)などを紹介。記念講演会や篆刻体験などの関連イベントも。5月8日まで。休館日は毎週火曜日、3月22日(3月21日、5月2日は開館)。

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