3日午前中にかけて「線状降水帯」発生恐れ

関東甲信地方では、3日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる恐れ。

山梨県内で3日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、中北、峡東で30ミリ、峡南、東部で40ミリ、富士五湖で50ミリの見込み。また、3日午前0時~4日午前0時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、中北、峡東で80ミリ、東部で100ミリ、峡南、富士五湖で120ミリの見込み。甲府地方気象台は、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかける。

一方、山梨県内は2日、各地で大雨が降る。降り始め(1日午後11時)から2日午後11時までの降水量は、南部273.0ミリ、山中湖254.0ミリ、富士河口湖175.5ミリ、甲府市古関169.5ミリ、身延町切石159.5ミリ、甲州市勝沼141.5ミリ、大月138.5ミリ、甲府124.0ミリ、北杜市大泉111.5ミリ、韮崎98.0ミリ。

県内27市町村のうち、西桂町、忍野村、山中湖村、道志村を除く23市町村に「大雨警報」、
甲府市、南アルプス市、笛吹市、富士吉田市に「洪水警報」、
南アルプス市、北杜市に「土砂災害警戒情報」が出される。

また、南アルプス市(全域)、北杜市の一部、笛吹市の一部、早川町(全域)、南部町(全域)、上野原市の一部、西桂町の一部、富士河口湖町の一部に「高齢者等避難」が発令される。

中央自動車道は一部区間で速度規制、中部横断道上り線は双葉ジャンクション(JCT)~白根インターチェンジ(IC)間で通行止め、国道は52号身延町下山地先~波木井地先(上下)で通行止め、県道は43路線51カ所で雨量規制に。富士山有料道路(富士スバルライン)は全線通行止め。

JR中央線は特急あずさが午後1時以降で全区間で運休、小淵沢~岡谷駅間上下線・岡谷~辰野~塩尻駅間上下線終日運転見合わせ。小海線は終日運転見合わせ。身延線は西富士宮~甲府で運転見合わせなど。高速バスは一部で運休、路線バスは一部折り返し運転に。

小中学校と高校、特別支援学校の計119校が終業時間を早め、5校が休校の措置。

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