山梨県が今夏から導入する「富士山吉田ルート」の通行予約システムの受け付けが20日スタート。今夏から吉田ルートは、登山者数や弾丸登山を抑制するため、5合目にゲートを設置し、1日当たり4000人の登山者数が上限となる(4000人を超えた場合は通行できない)。また、午後4時～翌午前3時は通行できない(山小屋の宿泊予約がある人などを除く)。さらに、1人2000円の通行料が義務に。これまで任意で徴収していた原則1000円の保全協力金(入山料)も別途、任意で徴収する。
予約は、環境省と山梨・静岡両県が運営する専用サイト「富士登山オフィシャルサイト」(https://www.fujisan-climb.jp/)で行う。予約は任意で、1日3000人まで(残る1000人は予約なしの当日分)。予約は通行料1人2000円の事前決済が必要で、任意の保全協力金(入山料)も同時決済できる。予約は登山前日の午後11時59分まで可能。自己都合のキャンセル・変更は返金されない(ただし、県の都合により通行できなかった場合は返金される)。予約完了で「QRコード」を受け取り、登山当日に「QRコード認証」で通行できる。
今夏の山梨県側の開山期間は7月1日～9月10日までの72日間、マイカー規制は7月5日～9月10日までの68日間。